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2007/03/26 月

天国にも地獄にもなりえる黄金週間 (2001.05.09掲載)

【社長のひとり言《Classic》】

毎年そうなのだが、もっともハードな1週間、G.W.(ゴールデンウィーク)が今年も来た。
二人の子供の親でもある俺。
1週間で3試合、その試合の合間で家族サービスを目一杯。
仕事は休みだが、とても忙しく、天国とも地獄とも言えぬ1週間であった。

4/28(土)朝7:00に起床。
9:00からファミレスで朝食をとる。もち、家族全員で・・・。
そこから、農工具、野菜の苗を買い込み家庭菜園を作る。
前々から、妻に作れ作れと言われつづけていた家庭菜園。
これがまた結構ハードだ。
日暮れまでかかり、みゃ長ファームの出来あがり。
と、ここまでは普通の良いお父さん。

23:00、神戸戦を明日にひかえ、小道具を置きに日立台に向かう。
「1時間ほどで戻る」と妻に言い残して出てきたが、再び自宅に戻ったのは明け方の5:00だった。
日付は既に4/29(日)、神戸戦の試合当日となった。
2時間の仮眠をとり、7:00に起床。
ちょっと足がふらつく。(長生きしねぇーな)

4/29(日)9:00、太陽工務店のメンバー、漢字博士(仮名)が家にやってきた。
一緒にスタジアムに向かうのだ。
「帰りは何時?」
と妻が出掛けに聞く。
「帰り?オレにもわからねーな、ヤクザな男と一緒になった、お前の宿命を恨みなぁ・・・」
と言い、いつもの調子で日立台にGo!

9:30、スタジアムに到着。
開門までの時間は、仲間とのバカ話となる。
その会話のなかで、漢字博士がかましてくれた。
彼は5月中旬のアウェー鹿島戦に向けて、カシマスタジアムに行くメンバーを集計していた。
メモ帳に「鹿島戦」と書こうとしていた。
「カシマセンのセンって、どういう字だっけ」
とひとり言。
「あっ、思い出した」
と言って彼がボールペンでスラスラと『鹿島泉』書いた。
おいおい、温泉かよ。これは実話です。
ついでにもうひとつ、漢字博士は苦労人。
父親の残した借金を、兄と二人で返済したという経歴を持つ。
その事を吾郎ちゃんに話した。すると吾郎ちゃんが、
「お前、苦労したんだなぁ・・・で、その父親は、今どうしてんの?」
と聞いた。
「ジョウハツしました」
と答える漢字博士。
吾郎ちゃんは、少し考えて再び言った、
「ジョウハツって漢字、どう書くか知ってるか?」
「ハイ、上下の上に発車の発で”上発”」
上り発、って電車じゃないか。
ついでに、
「シャッキンってどう書くか知ってるか?」
「うーん、・・・砂に金?」
答える漢字博士も博士だが、聞くほうも聞くほうだな。
なんで俺たちは、自分の不幸話しに笑いのオチをつけてしまうのだろうか。

18:00、試合前のミーティングだ。
ミーティングのシメは、吾郎ちゃんの闘魂注入ビンタだ。
「気合を入れてもらいたいヤツは前に出ろ!」というセリフで前に出る精鋭メンバー5人。
その5人は、あらかじめ俺が選んだメンバーなのだが、事前に口に血のりを含ませておくのだ。
そしてビンタと伴に景気良く血反吐を吐くという仕込みネタ。
ビンタに血しぶきで、試合前のサポーター全員に緊張感を持たせる作戦だ。
1人目から4人目までは、順調に血しぶきが舞う。
しかし、5人目のメンバーにビンタが炸裂したとき、吐いた血反吐が吾郎ちゃんの顔面に、もろヒット。
血だらけになった吾郎ちゃんに、サポーターの大爆笑をかってしまった。

19:00、キックオフ。
北嶋のハットトリック、終わってみれば5-1という快勝だった。
北嶋君へ、あなたが3点目を決めた時、うちのメンバーで泣いていた者がいたのです。
彼は、最近のあなたの不振を心の底から心配して、明け方の6:00までかかって、あなたにささげる横断幕を作っていました。
少ない小遣いを出し合い生地を買い、寝ないで書き上げたのです。
そして、あなたの活躍・・・嬉しかったのでしょう。

4/30(月)夜0:30、神戸戦を終えようやく帰宅。
深夜2:00に終身、いや就寝。
朝8:00に起床。
立ちくらみがする。(ホンと、長生きしねえなぁ)
今日は清水公園にお弁当を持ってピクニックだ。
そうです家族サービスの日です。
疲れた体で夕方帰宅する。
その日は早めに就寝、死んだように眠る。

5/1(火)朝6:30、仕事に向かう。
11:30に昼食、その後、昼寝にはいる。
15:00に起きる、3時間半も眠ってしまった。
中途半端な睡眠で体がだるい。具合が悪いと言って、明日は休みにすることを決意。

5/2(水)夜22:00、よいよ大阪決戦に向けて柏を出発。
5/3(木)朝、大阪に到着。
5/4(金)深夜2:30、帰宅。
何故か5/3(木)の朝から5/4(金)深夜2:30までの記憶がまったくない。
不思議だ、気づくと家にいたのだ。
レイソルが勝ったのか負けたのかそれすらも分からない。ただ、くやしい・・・。

5/4(金)9:00、フジテレビに到着。
今日は家族でお台場だ。
そうです再び、いや三度、家族サービスの日なのです。
徹夜で車を運転して大阪往復したのに、わずか3時間ほどしか寝てない。
足元がふらつく。(いつ死ぬのか・・・)
結局、その日はボロボロになり夜22:00に自宅に着く。
そして0:00就寝。

5/5(土)朝6:00に起床。
親戚一同で、車で姉の家に向かう。
当然、運転手は俺だ。
ゴールデンウィークのせいで、どこもかしこも渋滞である。
鼻血出す。(もう死ぬ!)
しかし、その日の夜には、横浜戦に向けて出発するこになる。

5/6(日)夜0:00、いざ、横浜へ。
深夜1:30には横浜国際に到着。
その後、ゲート前でザコ寝する。4:00に就寝、7:00に起床、3時間ほど寝れた。
9:00、疲れた体にムチ打って、横浜国際の温水プールに向かう。
我々、約20人のメンバーが、横浜国際の施設として一般開放されている温水プールにくりだしたのだ。
ここでは詳しく書かないが、そりゃすさまじい光景が展開された。
室内の温水プールなのに、ウォータースライダーがあった。
全員で順番に挑んだ。
当然、ただすべるだけではない。
「いきまーす」と言って、滑り出し、ウォータースライダーから飛び出し着水するときは、なんと全裸。
回りはカップル、家族連れがほとんど、そんな状況化で実施しました。
その中でもカツラ・・・。いや、文章ではとても書き表すことができない。
大阪で緊張感を捨ててしまった俺達は、2時間弱ほど温水プールで大騒ぎだった。

14:00、キックオフ。
本気100%、笑い50%の応援。
黄と北嶋が、どうもかみあわない。
どうなることかと見ている、南がPKを止めた。
結果2-0の勝利、しかも、無失点だ。
まぁ、相手も調子が悪いということもあるのだろう。
が、勝てば気持ちが良いものだ。
でも、ちょっぴり寂しかったというのが本音だ。

18:30、渋滞もなくすんなり自宅に着いた。奇跡だ。
ここからゴールデンウィークもラストスパート。
家族で外食に出かける。そして健康センターへ・・・。
22:00、今までの疲労が一気に噴出し、不健康な体になり健康センターから戻る。
0:00に就寝。

スカトロマニアは「うんこ」のことを「黄金」と言う。
くそするヒマもないほど忙しかった俺の黄金週間も終わりを告げる。
疲れたけど楽しかった。

5/7(月)朝6:30起床。
頭が痛い。
足元がふらつく。
今日1日、職場で寝ていよう。
15:00、3時間の昼寝から目覚める。
疲れもだいぶとれた。
さぁ、次節、5/12(土)の日立台、こいやFC東京!