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2009/08/29 土

柏サポーターの皆さんへ

『柏サポーターの皆さんへ』

8/22(土)、国立競技場で行われた横浜戦の試合終了後に、ゴール裏にいた一人の観客からパク・ドンヒョク選手に対して差別発言を含む誹謗・中傷行為がありました。
(本件に関しては、チーム側から、差別発言を発した当人に対し、処罰が通告されています(*)。)
(*)柏レイソル公式サイト参照 : http://blog.reysol.co.jp/news/2009/08/post_283.html

本行為により、パク・ドンヒョク選手含め、選手一同がサポーター全体に対して不信感を持つのではないかと危惧した我々は、チームを経由して以下の事を伝えてもらいました。

(1)差別発言行為および差別的思想は、あくまでも発言した個人の単独行為であり、思想である。
 決して、我々、サポーターの総意ではない。我々も、差別発言をした者を許せない気持ちでいっぱいである。
 また、そういった心無い者をゴール裏に放置したままにし、パク・ドンヒョク選手および選手一同に不快な思いをさせてしまった事を申し訳なく思っている。

(2)我々は、パク・ドンヒョク選手を大切な仲間と思っており、柏レイソルに加入してくれたことを感謝している。

(3)これからも、誠心誠意応援していくので、共に戦っていこう。

その結果、選手からは、「(上記のことは)よくわかっています。いつも熱く応援してくれるサポーターに対して、信頼と感謝の気持ちは変わらない」との回答がありました。
また、パク・ドンヒョク選手からは、「(差別発言の件は)気にしていない。これからも柏のサポーターに喜んでもらえるようなプレーをしていきたい」との言葉がありました。

ここで、皆さんにお願いがあります。
我々は選手に対して、これからも、最後まであきらめず、誠心誠意応援することを約束してきました。その約束に対し、皆さんにも協力してもらいたいです。
お願いというのは「柏の選手に対する野次」行為についてです。
野次は、しだいにエスカレートして誹謗・中傷に発展します。(今回は、差別発言にまで発展してしまった。)
柏の選手に対して野次を言っても、チームの勝利には、なんら貢献しません。むしろ、選手のモチベーションを低下させ、チームの不利益になるだけの行為です。
また、この状況下での野次は、個人の不満を発散させているだけの行為といえます。
残り試合、最後まであきらめず、選手と共に戦う者は、野次ではなく、応援で後押ししましょう。

【注意】
だからといってブーイングをするなと言っているわけではありません。野次とブーイングは違います。
不甲斐ないプレーや、怠慢な行為に対しては、叱咤激励の意味を込めてブーイングして下さい。
果たして野次なのか、ブーイングなのかの判断は皆さんの良識にゆだねます。
もし、(当人にとってはブーイングの範疇だと思い込み)野次を発し続ける方がいた場合、その仲間の方などから注意していただければ幸いです。